「背徳への誘い 人妻欲望シリーズ」とは?

「背徳への誘い 人妻欲望シリーズ」は、2001/07/31に芳文社から出版された、鶴永いくおさんのオムニバス短編集です。

 

20ページ前後の短編マンガが10話収録されています。友達の母親、不倫相手の妻、隣の家の美人妻、会社の先輩の奥さん、スナックのホステスなど、バラエティに富んだ人妻の情事が楽しめる内容となっています。

 

また、この「背徳への誘い 人妻欲望シリーズ」は、通常の鶴永いくお作品にはないシチュエーションの作品が多数収録されていますので、鶴永いくおさんの違った側面を見られる単行本となっています。個人的にはかなりオススメのオムニバス短編集です。

 

 

 

鶴永いくおさんの「背徳への誘い」は、DMMブックスで読むことができます。

 

DMMブックスでは、「背徳への誘い」を無料で試し読みすることができますので、まずは無料サンプルを読んでみてください。

 

 

 

 

 

第1話 背徳への誘い

背徳への誘いのネタバレ

春樹は同級生の友明の家を訪ねた。高校生の頃はよく遊びに行ったのだが、社会人になってからは久しぶりである。

 

友明の母親は、春樹の高校時代と変わらない。相変わらず若く見えて美しい・・・

 

春樹には、友明の母親に対して忘れられない思いがあった。以前、友明の母親を押し倒したときに、おばさんからこう言われたのだ。

 

「あなたが大人になって その時 私に対して興味があったら・・・」

 

 

背徳への誘いの感想

あこがれの友達の母と・・・というお話。

 

大きくなったらやらせてあげる

 

あこがれのおばさんがそんな約束をしてくれたんだったら、青臭い若者なら絶対に忘れないですよね~。大きくなったら絶対に「やらせてくれ!」って言いに行きますよね。
学生時代に「こんなことがあったらいいなぁ~」と誰しも夢想したことがあるシチュエーション、それも筆おろしで、といううらやましいお話です。

 

 

 

 

 

第2話 陵辱の森

陵辱の森のネタバレ

知子は男とホテルで待ち合わせをしていた。

 

待っている間に露天風呂でひとり浸かっていると、知らない女から声を掛けられた。一言二言会話をし、風呂から上がった知子に、待ち合わせの男から電話がかかってきた。妻の父親から釣りに誘われたから遅くなるという。そう、待ち合わせの男とは不倫関係なのだ。

 

ホテルのラウンジで時間を潰していると、露天風呂で会った女から再び声を掛けられた。一緒に紅葉を見下ろせる高台まで散歩しようという。

 

高台までの散歩の道中、会話をしながら歩いていたのだが、ふと気がつくと、一緒にいたはずの女がいなくなっている・・・

 

女を探す知子。すると突然、林の中から見知らぬ男が現れて、知子を押し倒すのだった・・・

 

 

陵辱の森の感想

「陵辱の森」というタイトルなので、突然襲われてレイプされる展開なんだろうとは思っていたのですが、その後の展開が予想外でした。

 

鶴永いくおさんにしては珍しく荒々しい作品なのですが、展開が読めないという意味でも楽しめる作品です。

 

 

 

 

 

第3話 七年目の欲望

七年目の欲望のネタバレ

佐藤は息子と自宅の庭でキャッチボールをしていたが、そのボールが隣の家の裏庭に入ってしまった。裏庭に入る許可を得るために玄関から声を掛けるが、まったく返事が返ってこない。仕方がないので、フェンスをまたいでボールを取らせてもらうことにした。

 

転がっているボールを取りに行くと、何と奥さんが全裸でM字開脚縛りをされた状態でソファーに座らされていた。佐藤は、動転しながらも警察を呼ぶとか縄を解くとか全裸で縛られている奥さんに提案をしてみたが、奥さんは顔を赤らめながら「何も言わずにこのまま帰ってほしい」という。

 

そこでやっと状況を察した佐藤が家に戻ろうとすると、奥さんは「明日あらためて家に来てほしい」という。こんな姿を見られて口を滑らされたらたまらないので、佐藤とエッチをして口封じをしておきたい、ということらしい・・・

 

ただ、佐藤は定年まであと7年・・・その間に不倫などのスキャンダルを起こしたくないから、と7年後にお互いその気があったら、そのときにお願いしたい、と奥さんに提案した。佐藤にしてみたら、会社を無事に定年退職するまでは不祥事を起こしたくないけど、奥さんとはエッチしたいから、7年間ずっと黙っておきます、という最大限の誠意だったのだ。

 

その意味を理解した奥さんは、佐藤の提案を了承し、佐藤はボールを持って家に帰った。本当は奥さんとエッチしたかった佐藤は、後ろ髪を引かれる思いで家に帰ったのだった。

 

そして、7年の月日が経過した・・・

 

 

七年目の欲望の感想

七年という月日は長すぎる・・・というお話。

 

でも、奥さんはその月日を埋めるぐらいのSMプレイをめちゃくちゃ堪能したんじゃないかと思います。

 

 

 

鶴永いくおさんの「背徳への誘い」は、DMMブックスで読むことができます。

 

DMMブックスでは、「背徳への誘い」を無料で試し読みすることができますので、まずは無料サンプルを読んでみてください。

 

第4話 絶頂への階段

絶頂への階段のネタバレ

ヒマを持て余している団地妻たちは、今日も井戸端会議で他の住人のうわさ話をしていた。柴原の隣に越してきた杉浦や、同じ棟の根暗の予備校生の話など、基本的には陰口ばかり。

 

井戸端会議が終わると、柴原の妻は隣の家のドアを叩いていた。井戸端会議で陰口を言われていた杉浦の家である。

 

杉浦とは、街でナンパされて一度だけ関係を持っていたのだった。そして、今度は柴原の妻から杉浦を訪ね、再び関係を持つのだった・・・

 

 

絶頂への階段の感想

ヒマを持て余している団地妻のお話。

 

結局、やることがないので、自分から男の家に行くし、外での行為を他の男に見られてしまって、その男とも関係を持って・・・という。安っぽい女の情事が見られる作品です。

 

 

 

 

 

第5話 淫ら妻好色便り

淫ら妻好色便りのネタバレ

加藤は以前、中学生だった純也の家庭教師をしていた。純也は希望の高校に合格したので、もう家庭教師はお役御免だ。

 

突然、純也の母親から会いたいと電話があった。加藤は以前、純也の母親に手紙を書いていた。熱烈なラブレターを・・・

 

純也の母親は、加藤に家庭教師のお礼をしたいという。遠慮する加藤・・・そんな純也に見えるように、スカートをまくしあげる純也の母親。

 

何と!純也の母親はパンツを履いていなかった。ガーターベルトにセクシーな網タイツが眩しい・・・

 

「これが私の返事です」

 

 

淫ら妻好色便りの感想

家庭教師先のあこがれの奥さんと大学生のお話。

 

人妻にこちらが恥ずかしくなるぐらいの情熱あふれるラブレターを書いてしまう加藤もすごいけど、純也の母親も返事の仕方が斜め上を行ってて・・・こんなこと、もし本当にやられたらたまりませんなぁ。

 

加藤と違って、純也の母親はちょっと複雑な理由があるのですが、女性はいつまで経っても女性として見られたい・・・という感情が見事に描かれている作品です。

 

 

 

 

第6話 乱れ湯けむり

乱れ湯けむりのネタバレ

藤の間の客を見送ったひのや旅館の女将に、番頭の塚田が話し掛ける。藤の間に泊まった客は、どうしていつも旦那がいないときに泊まりに来るのか?と。

 

偶然だと返す女将。言葉では否定していても、明らかに動揺しているのが分かる態度だった。塚田は問い詰めた。

 

「昨夜夜中の二時頃 藤の間で何をなさっていたんです」

 

 

乱れ湯けむりの感想

老舗旅館の女将の弱みを番頭が握り、それをネタに女将を脅して・・・というお話。

 

弱みを握ったのをいいことに、美人女将に対してやりたい放題やりまくる番頭がうらやましすぎます!

 

「明日から仕事に来るのが楽しみだ」

 

と帰り際に捨てぜりふを吐くのも納得です。

 

イヤイヤながらも無理矢理従わされてる女将のにおい立つようなエロさも見どころです。

 

 

 

鶴永いくおさんの「背徳への誘い」は、DMMブックスで読むことができます。

 

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第7話 清潔な女

清潔な女のネタバレ

男は浮気相手の女の家にいた。女との行為のあと、男は浮気相手の女に、自分の妻の話をしはじめた。妻は潔癖すぎて、エッチのときもアソコを見せてくれないという。

 

そんな話をしているときに、女の家のベルが鳴った。何度も何度も。終いにはドアが激しく叩かれる。

 

「あなたいるんでしょ わかっているのよ」

 

噂をすれば何とやら。潔癖すぎる男の妻だった。

 

男の妻は、男と浮気相手の女を散々罵倒して帰っていった。浮気相手の女は、野良犬みたいな女!と言われたことに内心腹を立てていた。

 

次の日、浮気相手の女は、男の家の訪ねた。

 

 

清潔な女の感想

潔癖な女とがさつな女のお話。

 

個人的にはがさつな女性のが好みですが、潔癖な女性が男を悦ばせる術を身につけると最強だと思います。

 

 

 

 

 

第8話 濡れた布団

濡れた布団のネタバレ

壊れたビデオデッキを粗大ゴミに出すために、家の外に出していた由美子。その流れで庭で植木の水やりをしていたところへ、通りがかりの学生から声を掛けられた。

 

「もし捨てるんでしたら もらっていっても構いませんか」

 

断る理由もないので、由美子は壊れたビデオデッキを渡してしまう。由美子は知らなかったのだ。そのビデオデッキに自分の恥ずかしいところを録画したビデオテープが入っていたことを・・・

 

その日の夜、そのことを夫に聞かされた由美子は、次の日、壊れたビデオデッキをあげた学生の家に向かうのだった・・・

 

 

濡れた布団の感想

ネタバレを読めば、何となくその後の流れは想像できるとは思いますが・・・そんなお話です。

 

人妻の背景が、「第5話 淫ら妻好色便り」と同じ感じなので、この2つの作品を読み比べてみるのも面白いですよ。

 

 

 

 

 

第9話 欲望の罠

欲望の罠のネタバレ

酔っ払った先輩の岩崎を家まで送った安田は、岩崎をベッドに寝かすと、嫌がる岩崎の妻のカラダを求め、なかば強引に行為に及ぶ。実は、安田と岩崎の妻は不倫関係。岩崎の妻は関係を解消をしなければ・・・と思いながらも、安田の強引さにあらがえずにいた。

 

安田は、外回りをしているときも岩崎の家を訪ね、岩崎の妻と関係を持っていた。嫌がる岩崎の妻を、最初は少し乱暴にしてしまえば、いつもどおり関係を持つことができることを安田は心得ていた。

 

行為がはじまってしまえば、岩崎の妻は何でもやらせてくれる・・・

 

安田は、岩崎の妻を全裸にし、長机の上にM字開脚の状態に縛り上げた。そして、キッチンからはちみつとソーセージを持って、岩崎の妻の前に立ちはだかった・・・

 

 

欲望の罠の感想

会社の先輩の妻に対して、いつも乱暴に不倫セックスをする後輩。妻は妻で、こういう関係はよくないから・・・と理性では思っていても、セックスがはじまってしまうと逆らえず、自分の本能の沼から抜け出すことができない・・・

 

結局のところ、岩崎の妻は、その関係に満足しているように見えるのですが・・・そこからが「欲望の罠」というタイトルが示すとおりの展開が待っています。

 

傍から見ている限りは、こういう話は面白いですが、実際、こんな展開にはなってほしくないなぁ・・・というお話です。

 

嫌よ嫌よも好きのうち

 

 

 

 

 

第10話 禁じられた遊び

禁じられた遊びのネタバレ

カオルの勤めているスナックに、一人の女が入ってきた。その女はカオルを指名した。

 

カオルが、いつもどおりの接客をはじめると、女がひと言・・・

 

「私 脇田の妻ですけど」

 

そのひと言で、カオルはある程度の状況を把握した。脇田の妻は、脇田の浮気を確認しに来たのだ。

 

ただし、脇田とカオルは普通の関係ではなかった。カオルは、女ではなく男なのだ。

 

しかしながら、脇田の妻も、脇田とカオルの浮気より、もっと別のことに興味を持っていた。脇田がゲイかどうかを確認したいというのだ・・・

 

 

禁じられた遊びの感想

「第10話 禁じられた遊び」は、最初から「えっ?」というシチュエーションだったのですが、読みすすめていっても全然展開が読めないし、思いもよらない流れになっていくしで、鶴永いくおさんの作品をよく知っている方からすると、戸惑いを感じるストーリーです。

 

鶴永いくおさんが普段描いている作品とはまったく別物だと思った方がいいでしょう。ある意味、「異端」ですし、「意欲作」とも言える作品です。

 

話の展開もまったく読めませんし、予想外の展開になってい聞きますので、戸惑うとともに楽しくもある作品です。

 

 

 

鶴永いくおさんの「背徳への誘い」は、DMMブックスで読むことができます。

 

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